【活用ガイド】

JVNDB-2012-002629

ImageMagick の magick/property.c 内の GetEXIFProperty 関数における整数オーバーフローの脆弱性

概要

ImageMagick の magick/property.c 内の GetEXIFProperty 関数には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-0259 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ImageMagick
  • ImageMagick 6.7.6-4 未満

想定される影響

第三者により、JPEG 画像内の特定の EXIF タグに仕込まれた過度に大きなコンポーネント数を介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian ImageMagick openSUSE project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1610
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1610
更新履歴

  • [2012年06月07日]
      掲載
    [2013年10月24日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in ImageMagick) を追加