【活用ガイド】

JVNDB-2012-002602

RPM におけるサービス運用妨害 (クラッシュ) の脆弱性

概要

RPM は、region タグを適切に検証しないため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


RPM
  • RPM Package Manager 4.9.1.3 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi

想定される影響

第三者により、(1) headerLoad、(2) rpmReadSignature、または (3) headerVerify 関数の package ヘッダ内の無効な region タグを介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project openSUSE project RPM VMware レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0060
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0060
更新履歴

  • [2012年06月06日]
      掲載
    [2012年06月08日]
      CVSS による深刻度：基本値と脆弱性評価基準を変更
    [2012年08月27日]
      ベンダ情報：Fedora Project (FEDORA-2012-5421) を追加
      ベンダ情報：Fedora Project (FEDORA-2012-5420) を追加
      ベンダ情報：Fedora Project (FEDORA-2012-5298) を追加
    [2012年12月17日]
      影響を受けるシステム：VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報：VMware (VMSA-2012-0013) を追加

公表日2012/06/04
登録日2012/06/06
最終更新日2012/12/17