【活用ガイド】

JVNDB-2012-002571

dotCMS に任意のコードが実行される脆弱性

概要

dotCMS には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

dotCMS には、テンプレートファイルの処理に問題があり、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


dotCMS
  • dotCMS version 1.9 およびそれ以前

想定される影響

テンプレートを作成可能なユーザによって、任意のコードが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
対策版を適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

* toolbox.xml の XSLT Tool を無効にする
* 修正済みの XSLT Tool (下位互換) (https://gist.github.com/2627440) を適用する
* system.properties に以下のプロパティを追加する
  runtime.introspector.uberspect = org.apache.velocity.util.introspection.SecureUberspector
ベンダ情報

dotCMS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1826
参考情報

  1. JVN : JVNVU#898083
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1826
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#898083
更新履歴

  • [2012年05月29日]
      掲載
    [2012年06月12日]
      CVSS による深刻度:基本値と脆弱性評価基準を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加