【活用ガイド】

JVNDB-2012-002538

Linux Kernel の IPv6 の実装におけるサービス運用妨害 (ネットワーク障害) の脆弱性

概要

Linux Kernel の IPv6 の実装は、宛先ごとに別々のフラグメント識別子の値を生成しないため、サービス運用妨害 (ネットワーク障害) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.1 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi
オラクル
  • Oracle Solaris 8
  • Oracle Solaris 9
  • Oracle Solaris 10

Oracle Solaris は上記より前のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、フラグメント識別子の値を予測して巧妙に細工されたパケットを送信されることで、サービス運用妨害 (ネットワーク障害) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2699
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2699
更新履歴

  • [2012年05月28日]
      掲載
    [2012年07月20日]
      影響を受けるシステム:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2012) の情報を追加
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2012) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - July 2012 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (July 2012 Critical Patch Update Released) を追加
    [2012年12月17日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加