【活用ガイド】

JVNDB-2012-002457

Linux kernel の cap_bprm_set_creds 関数におけるパーソナリティ (personality) の制限を回避される脆弱性

概要

Linux kernel の security/commoncap.c 内の cap_bprm_set_creds 関数は、特権を持つ実行ファイルを実行するためのファイルシステム機能 (fcaps) の使用を適切に処理しないため、パーソナリティ (personality) の制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.3.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、パーソナリティ (personality) の制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2123
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2123
更新履歴

  • [2012年05月18日]
      掲載