【活用ガイド】

JVNDB-2012-002450

Linux Kernel のブロックデバイスの I/O 実装におけるサービス運用妨害 (I/O 不安定) の脆弱性

概要

Linux Kernel のブロックデバイスの I/O 実装は、CLONE_IO 機能を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (I/O 不安定) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.33 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、I/O コンテキストを共有する複数のプロセスを開始されることで、サービス運用妨害 (I/O 不安定) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical kernel.org Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0879
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0879
更新履歴

  • [2012年05月18日]
      掲載
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1410-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1408-1) を追加
      ベンダ情報：レッドハット (Bug 796829) を追加
      ベンダ情報：kernel.org (block: Fix io_context leak after failure of clone with CLONE_IO) を追加
      ベンダ情報：kernel.org (block: Fix io_context leak after clone with CLONE_IO) を追加
      ベンダ情報：kernel.org (linux/kernel/git/torvalds/linux-2.6.git / commit /b69f229) を追加
      ベンダ情報：kernel.org (linux/kernel/git/torvalds/linux-2.6.git / commit /61cc74f) を追加
      ベンダ情報：kernel.org (ChangeLog-2.6.33) を追加

公表日2012/05/17
登録日2012/05/18
最終更新日2012/11/09