【活用ガイド】

JVNDB-2012-002437

HP Business Service Management に任意のコードが実行される脆弱性

概要

HP の提供する HP Business Service Management (HPBSM) には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

HP の提供する HP Business Service Management (HPBSM) には、デフォルトの設定において、遠隔の第三者によって特定のポートから任意の jsp-shell を .war ファイルとしてアップロードされ、SYSTEM 権限で実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード
  • HP Business Service Management 9.12

なお、その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

遠隔の第三者によって、SYSTEM 権限で任意のコードが実行される可能性があります。
対策

2012年5月17日現在、対策方法はありません。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

* アクセスを制限する
4444/tcp、1098/tcp、1099/tcp ポートへのアクセスを制限する
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2561
参考情報

  1. JVN : JVNVU#859230
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2561
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#859230
更新履歴

  • [2012年05月17日]
      掲載
    [2012年05月23日]
      CVSS による深刻度:基本値と脆弱性評価基準を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
    [2012年07月26日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBMU02792 SSRT100820) を追加