【活用ガイド】

JVNDB-2012-002351

Microsoft Excel 2003 SP3 および Office 2008 for Mac における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Excel 2003 SP3 および Office 2008 for Mac は、ファイルを開く間、メモリを適切に処理しないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「さまざまな変更されたバイトを使用するときの Excel メモリ破損の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2003 SP3
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたスプレッドシートを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-030
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-030
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-129A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0143
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-129A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0143
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0015
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-030,030,031,032,033,034,035)(2012年05月09日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-129A
更新履歴

  • [2012年05月10日]
      掲載