【活用ガイド】

JVNDB-2012-002237

Adobe Flash Player における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Adobe Flash Player には、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、2012年5月に悪用された "オブジェクト混乱の脆弱性(object confusion vulnerability)" に関連しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アドビシステムズ
  • Adobe Flash Player 10.3.183.19 未満 (Windows、Mac OS X、および Linux)
  • Adobe Flash Player 11.2.202.235 未満の 11.x (Windows、Mac OS X、および Linux)
  • Adobe Flash Player 11.1.111.9 未満 (Android 2.x および 3.x)
  • Adobe Flash Player 11.1.115.8 未満 (Android 4.x)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたファイルを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

openSUSE project アドビシステムズ 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0779
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0779
  2. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0014
  3. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて(2012年05月05日)
更新履歴

  • [2012年05月08日]
      掲載
    [2012年09月05日]
      ベンダ情報:openSUSE (SUSE-SU-2012:0592) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:0594) を追加