【活用ガイド】

JVNDB-2012-002177

Asterisk Open Source および Asterisk Business Edition におけるサービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) の脆弱性

概要

Asterisk Open Source および Asterisk Business Edition の SIP チャネルドライバ内の chan_sip.c には、trustrpid オプションが有効になっている際、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Business Edition C.3.7.4 未満の C.3.x
  • Asterisk Open Source 1.8.11.1 未満の 1.8.x
  • Asterisk Open Source 10.3.1 未満の 10.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、関連するチャネル以外の接続中の回線の更新を試みる SIP UPDATE メッセージを送信することで、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2416
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2416
更新履歴

  • [2012年05月02日]
      掲載