【活用ガイド】

JVNDB-2012-002175

Asterisk Open Source および Asterisk Business Edition における任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

Asterisk Open Source および Asterisk Business Edition の管理インタフェースの main/manager.c は、System クラスの承認要件を適切に強要しないため、任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Business Edition C.3.7.4 未満の C.3.x
  • Asterisk Open Source 1.6.2.24 未満の 1.6.2.x
  • Asterisk Open Source 1.8.11.1 未満の 1.8.x
  • Asterisk Open Source 10.3.1 未満の 10.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、下記の項目を介して、任意のコマンドを実行される可能性があります。

(1) MixMonitor アプリケーション内の originate アクション
(2) GetVar manager アクションの SHELL および EVAL 関数
(3) Status manager アクションの SHELL および EVAL 関数
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2414
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2414
更新履歴

  • [2012年05月02日]
      掲載
    [2012年11月08日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2460) を追加