【活用ガイド】

JVNDB-2012-002096

複数の Siemens Scalance S Security Module ファイアウォールのファームウェアの Web サーバにおけるアクセス権を取得される脆弱性

概要

Siemens Scalance S Security Module ファイアウォール S602、S612 および S613 のファームウェアの Web サーバには、認証の失敗回数を制限しないため、アクセス権を容易に取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シーメンス
  • Scalance S ファームウェア 2.3.0.3 未満
  • SCALANCE S602 V2
  • SCALANCE S612 V2
  • SCALANCE S613 V2

想定される影響

第三者により、管理者パスワードに対する総当たり攻撃 (Brute force attack) を介して、アクセス権を容易に取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シーメンス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1799
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1799
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-102-05
更新履歴

  • [2012年04月19日]
      掲載