【活用ガイド】

JVNDB-2012-002054

Wireshark の mp2t_process_fragmented_payload 関数 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Wireshark の MP2T 解析機能の epan/dissectors/packet-mp2t.c にある mp2t_process_fragmented_payload 関数には、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.4.12 未満の 1.4.x
  • Wireshark 1.6.6 未満の 1.6.x

想定される影響

第三者により、不適切なメモリの割り当ての試みを誘発する無効なポインタの値を含むパケットを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

openSUSE project Wireshark オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1596
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1596
更新履歴

  • [2012年04月12日]
      掲載
    [2012年06月29日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in Wireshark) を追加
    [2012年07月09日]
      ベンダ情報：openSUSE (openSUSE-SU-2012:0558) を追加

公表日2012/03/27
登録日2012/04/12
最終更新日2012/07/09