【活用ガイド】

JVNDB-2012-001900

複数の製品の TAR ファイルパーサにおけるマルウェア検知を回避される脆弱性

概要

複数の製品の TAR ファイルパーサには、マルウェア検知を回避される脆弱性が存在します。

異なる TAR パーサの実装にも問題があると公表された場合、本脆弱性は複数の CVE に分割される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


AVG Technologies
  • AVG Anti-Virus 10.0.0.1190
Beijing Rising International Software
  • Rising Antivirus 22.83.00.03
Comodo
  • Comodo Antivirus 7424
Emsisoft
  • Emsisoft Anti-Malware 5.1.0.1
ESET
  • ESET NOD32アンチウイルス 5795
FRISK Software International
  • F-Prot Antivirus 4.6.2.117
Ikarus
  • Ikarus Virus Utilities T3 Command Line Scanner 1.1.97.0
Jiangmin
  • Jiangmin Antivirus 13.0.900
Norman
  • Norman Antivirus 6.06.12
Panda Security
  • Panda Antivirus 10.0.2.7
アラジン
  • eSafe 7.0.17.0
カスペルスキー
  • Kaspersky Anti-Virus 7.0.0.125
クイックヒール・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
  • Quick Heal 11.00
シマンテック
  • Symantec Endpoint Protection 11
ソフォス
  • Sophos Anti-Virus 4.61.0
トレンドマイクロ
  • Trend Micro Antivirus 9.120.0.1004
  • Trend Micro HouseCall 9.120.0.1004
フォーティネット
  • Fortinet Antivirus 4.2.254.0
マカフィー
  • McAfee Scan Engine 5.400.0.1158
  • McAfee Web Gateway ソフトウェア 2010.1C

想定される影響

第三者により、ZIP ファイルを添付された TAR ファイルを介して、マルウェア検知を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

AVG Technologies Beijing Rising International Software Comodo Emsisoft ESET FRISK Software International Ikarus Jiangmin Norman Panda Security アラジン カスペルスキー クイックヒール・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 シマンテック ソフォス トレンドマイクロ フォーティネット マカフィー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1456
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1456
更新履歴

  • [2012年03月26日]
      掲載

公表日2012/03/21
登録日2012/03/26
最終更新日2012/03/26