【活用ガイド】

JVNDB-2012-001885

複数の製品の TAR ファイルパーサにおけるマルウェア検知を回避される脆弱性

概要

複数の製品の TAR ファイルパーサには、マルウェア検知を回避される脆弱性が存在します。

異なる TAR パーサの実装にも問題があると公表された場合、本脆弱性は複数の CVE に分割される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Authentium
  • Command Antivirus 5.2.11.5
Beijing Rising International Software
  • Rising Antivirus 22.83.00.03
Emsisoft
  • Emsisoft Anti-Malware 5.1.0.1
ESET
  • ESET NOD32アンチウイルス 5795
FRISK Software International
  • F-Prot Antivirus 4.6.2.117
Ikarus
  • Ikarus Virus Utilities T3 Command Line Scanner 1.1.97.0
K7 Computing
  • K7 AntiVirus 9.77.3565
Norman
  • Norman Antivirus 6.06.12
PC Tools
  • PC Tools AntiVirus 7.0.3.5
VirusBuster
  • VirusBuster 13.6.151.0
フォーティネット
  • Fortinet Antivirus 4.2.254.0

想定される影響

第三者により、MZ で始まる文字シーケンスを持つ POSIX TAR ファイルを介して、マルウェア検知を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Authentium Beijing Rising International Software
  • Beijing Rising International Software : Top Page
Emsisoft ESET FRISK Software International Ikarus K7 Computing Norman PC Tools VirusBuster フォーティネット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1423
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1423
更新履歴

  • [2012年03月26日]
      掲載

公表日2012/03/21
登録日2012/03/26
最終更新日2012/03/26