【活用ガイド】

JVNDB-2012-001762

Microsoft Visual Studio における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Visual Studio は、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1
  • Microsoft Visual Studio 2010
  • Microsoft Visual Studio 2010 Service Pack 1

想定される影響

ローカルユーザにより、不特定のディレクトリ内にあるトロイの木馬のアドインを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-021
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-021
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-073A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0008
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-073A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0008
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0009
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-017,018,019,020,021,022)(2012年03月14日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-073A
更新履歴

  • [2012年03月15日]
      掲載
    [2012年03月19日]
      ベンダ情報：富士通 (TA12-073A) を追加

公表日2012/03/13
登録日2012/03/15
最終更新日2012/03/19