【活用ガイド】

JVNDB-2012-001757

Microsoft Windows Server 2003 および 2008 の DNS サーバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2003 および 2008 の DNS サーバは、レコードをルックアップしている間、メモリ内のオブジェクトを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (デーモン再起動) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたクエリを介して、サービス運用妨害 (デーモン再起動) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-017
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-017
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-073A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0006
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-073A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0006
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0009
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-017,018,019,020,021,022)(2012年03月14日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-073A
更新履歴

  • [2012年03月15日]
      掲載
    [2012年03月19日]
      ベンダ情報:富士通 (TA12-073A) を追加