【活用ガイド】

JVNDB-2012-001429

Microsoft Windows Server 2003 の afd.sys における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2003 の Ancillary Function ドライバ内にある afd.sys は、ユーザモードからカーネルモードに渡される入力を適切に検証しないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) SP2

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-009
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-009
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-045A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0149
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-045A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0149
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0005
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-008,009,010,011,012,013,014,015,016)(2012年02月15日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-045A
更新履歴

  • [2012年02月16日]
      掲載
    [2012年02月20日]
      ベンダ情報:富士通 (TA12-045A) を追加