【活用ガイド】

JVNDB-2012-001319

複数の Siemens 製品の HmiLoad におけるサービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) の脆弱性

概要

複数の Siemens 製品のランタイムローダーの HmiLoad には、Transfer モードが有効であるとき、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シーメンス
  • SIMATIC HMI Panels TP
  • SIMATIC HMI Panels OP
  • SIMATIC HMI Panels MP
  • SIMATIC HMI Panels Comfort Panels
  • SIMATIC HMI Panels Mobile Panels
  • SIMATIC WinCC (TIAポータル) V11
  • SIMATIC WinCC Flexible 2004
  • SIMATIC WinCC Flexible 2005
  • SIMATIC WinCC Flexible 2007
  • SIMATIC WinCC Flexible 2008
  • SIMATIC WinCC Flexible Rumtime
  • SIMATIC WinCC Runtime Advanced V11

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたデータを TCP で送信することで、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シーメンス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4877
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4877
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-030-01
更新履歴

  • [2012年02月08日]
      掲載