【活用ガイド】

JVNDB-2012-001261

KVM の arch/x86/kvm/i8254.c におけるサービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) の脆弱性

概要

KVM の arch/x86/kvm/i8254.c にある create_pit_timer 関数は、virtual interrupt controller (irqchip) が有効でないとき、プログラマブルインターバルタイマ (PIT) 割り込み要求 (IRQs) を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


KVM
  • KVM 83

その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルユーザにより、タイマーを起動させることにより、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KVM レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4622
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4622
更新履歴

  • [2012年02月01日]
      掲載