【活用ガイド】

JVNDB-2012-001235

Linux kernel の NFS 実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の NFS 実装は、データを適切に初期化せずに関数を呼び出すため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび O_DIRECT oops) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.31-rc6 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi 

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび O_DIRECT oops) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4325
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4325
更新履歴

  • [2012年01月31日]
      掲載
    [2012年12月17日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加