【活用ガイド】

JVNDB-2012-001229

Linux kernel の mem_write 関数における権限を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の mem_write 関数は、/proc//mem への書き込みをする際の権限を適切にチェックしないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39

想定される影響

ローカルユーザにより、プロセスメモリを変更されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0056
参考情報

  1. JVN : JVNVU#470151
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0056
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#470151
更新履歴

  • [2012年01月31日]
      掲載