【活用ガイド】

JVNDB-2012-001221

Asterisk Open Source の chan_sip.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Asterisk Open Source の chan_sip.c には、res_srtp モジュールが使用されているおよびメディアサポートが不適切に設定されている場合、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Open Source 1.8.8.2 未満の 1.8.x
  • Asterisk Open Source 10.0.1 未満の 10.x

想定される影響

第三者により、crypto 属性および (1) video または (2) text メディアタイプを含む巧妙に細工された SDP メッセージを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0885
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0885
更新履歴

  • [2012年01月27日]
      掲載