【活用ガイド】

JVNDB-2012-001077

Apache Tomcat における IP アドレスおよび HTTP ヘッダ情報を意図せず読み取られる脆弱性

概要

Apache Tomcat は、Request オブジェクトを含むキャッシュおよびリサイクルを適切に実行しないため、IP アドレスおよび HTTP ヘッダ情報を意図せず読み取られる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 6.0.30 から 6.0.33
  • Apache Tomcat 7.0.22 未満の 7.x
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi
  • VMware vCenter 2.5 (Windows)
  • VMware vCenter 4.0 (Windows)
  • VMware vCenter 4.1 (Windows)
  • VMware vCenter 5.0 (Windows)

想定される影響

第三者により、TCP データを読まれることで、IP アドレスおよび HTTP ヘッダ情報を意図せず読み取られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation VMware オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3375
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3375
更新履歴

  • [2012年01月20日]
      掲載
    [2012年04月16日]
      ベンダ情報：オラクル (CVE-2011-3375 Information Disclosure vulnerability in Apache Tomcat) を追加
    [2012年09月28日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in Oracle Java Web Console) を追加
    [2012年12月17日]
      影響を受けるシステム：VMware (VMSA-2012-0005) の情報を追加
      ベンダ情報：VMware (VMSA-2012-0005) を追加

公表日2012/01/19
登録日2012/01/20
最終更新日2012/12/17