【活用ガイド】

JVNDB-2012-001026

kcheckpass における設定済みの PAM スタックを呼び出される脆弱性

概要

kcheckpass は、ユーザ定義の引数を pam_start 関数に渡すため、設定済みの PAM スタックを呼び出される、および意図しない悪影響を誘発される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-4122 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


KDE
  • kcheckpass

想定される影響

ローカルユーザにより、任意の適正な PAM サービス名を介して、設定済みの PAM スタックを呼び出される、および意図しない悪影響を誘発される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KDE
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-5054
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-5054
更新履歴

  • [2012年01月10日]
      掲載