【活用ガイド】

JVNDB-2011-005394

libvirt の network/bridge_driver.c の networkReloadIptablesRules 関数におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

libvirt の network/bridge_driver.c の networkReloadIptablesRules 関数は、libvirtd がリスタートされる際に、ブリッジネットワーク上のファイアウォールのルールを適切に処理しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu  12.04 LTS
レッドハット
  • libvirt 0.9.9 未満

想定される影響

第三者により、(1) DNS、または (2) DHCP クエリを介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical libvirt.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4600
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4600
更新履歴

  • [2016年04月20日]
      掲載

公表日2011/12/10
登録日2016/04/20
最終更新日2016/04/20