【活用ガイド】

JVNDB-2011-005291

nfs-utils の mount.nsf ツールにおけるファイルを破損される脆弱性

概要

nfs-utils の mount.nsf ツールの support/nfs/nfs_mntent.c 内の nfs_addmntent 関数は、最初にリソース制限に干渉するかどうかのチェックをせずに /etc/mtab ファイルの追加を試行するため、当該ファイルを破損される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-1089 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux NFS
  • nfs-utils 1.2.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、過度に小さな RLIMIT_FSIZE 値を持つプロセスを介して、当該ファイルを破損される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux NFS レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1749
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1749
更新履歴

  • [2014年03月03日]
      掲載