【活用ガイド】

JVNDB-2011-005266

Debian GNU/Linux および Ubuntu Linux の X.Org X ラッパーにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Debian GNU/Linux および Ubuntu Linux の X.Org X ラッパー (xserver-wrapper.c) は、X を起動しているユーザの TTY を適切に検証しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 11.10
  • Ubuntu 11.04
  • Ubuntu 10.10
  • Ubuntu 10.04 LTS
Debian
  • Debian GNU/Linux
X.Org Foundation
  • X.Org X Server

想定される影響

ローカルユーザにより、コンソール TTY として誤って解釈されたファイルを標準入力と関連付けられることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian
  • Debian Bug report logs : 652249
  • Debian セキュリティ勧告 : DSA-2364
X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4613
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4613
更新履歴

  • [2014年02月07日]
      掲載