【活用ガイド】

JVNDB-2011-005224

Dovecot における SSL サーバを偽装される脆弱性

概要

Dovecot は、ssl または starttls が有効で、かつ使用するプロキシを定義するためにホスト名を使用している場合、サーバのホスト名が X.509 証明書の subject の Common Name (CN) におけるドメイン名と一致することを確認しないため、SSL サーバを偽装される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


dovecot.org
  • Dovecot 2.0.16 未満の 2.0.x

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、異なるホスト名に対する有効な証明書を介して、SSL サーバを偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

dovecot.org Gentoo Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4318
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4318
更新履歴

  • [2013年03月08日]
      掲載