【活用ガイド】

JVNDB-2011-005222

Linux Kernel に同梱されている perf における任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

Linux Kernel に同梱されている perf の tools/perf/util/config.c 内の perf_config 関数には、検索パスに関する処理に不備があるため、任意のファイルを上書きされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-426: Untrusted Search Path (信頼性のない検索パス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/426.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.1 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内の巧妙に細工された設定ファイルを介して、任意のファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2905
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2905
更新履歴

  • [2013年03月05日]
      掲載

公表日2011/10/24
登録日2013/03/05
最終更新日2013/03/05