【活用ガイド】

JVNDB-2011-005177

Linux Kernel の eCryptfs サブシステムにおけるファイルパーミッションを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の eCryptfs サブシステムの fs/ecryptfs/main.c 内の ecryptfs_mount 関数には、ファイルパーミッションを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.1 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi 

想定される影響

ローカルユーザにより、不適合な uid を持つ mount.ecryptfs_private マウントを介して、意図されたファイルパーミッションを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1833
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1833
更新履歴

  • [2012年10月04日]
      掲載
    [2012年11月02日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加