【活用ガイド】

JVNDB-2011-005153

X.Org xserver の GLX 拡張におけるサービス運用妨害 (サーバクラッシュ) の脆弱性

概要

X.Org xserver の GLX 拡張には、サービス運用妨害 (サーバクラッシュ) 状態となる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • X.Org X Server 1.7.7

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、以下の項目を介して、サービス運用妨害 (サーバクラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。

(1) glx/glxcmdsswap.c におけるクライアントのスワップを誘発する巧妙に細工されたリクエスト
(2) glx/glxcmds.c への巧妙に細工されたリクエストの長さ
(3) glx/glxcmds.c へのリクエスト内の screen フィールドの負の値
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

X.Org Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4818
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4818
更新履歴

  • [2012年09月07日]
      掲載