【活用ガイド】

JVNDB-2011-005053

X.Org xserver の os/utils.c における情報漏えいの脆弱性

概要

X.Org xserver の os/utils.c 内の LockServer 関数には、ファイルが存在する場合に存在しない場合とは異なる処理が行われるため、任意のファイルの存在が漏えいする脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • X.Org X Server 1.11.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、一時的なロックファイルへのシンボリックリンク攻撃 (symlink attack) を介して、任意のファイルの存在を知られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

X.Org Foundation オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4028
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4028
更新履歴

  • [2012年07月04日]
      掲載
    [2012年08月03日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2011-4028 Information Disclosure vulnerability in X.org) を追加