【活用ガイド】

JVNDB-2011-004780

Linux kernel の ext4 サブシステムにおけるサービス運用妨害 (DoS) 脆弱性

概要

Linux kernel の ext4 サブシステムには、一つずれエラーにより、サービス運用妨害 (BUG_ON およびシステムクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.0-rc5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、符号化されていない32-bit の整数の最大値に相当するブロック番号を含む書き込み操作を伴うエクステントフォーマット内のスパースファイルへのアクセスを介して、サービス運用妨害 (BUG_ON およびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界条件の判定(CWE-193) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2695
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2695
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載