【活用ガイド】

JVNDB-2011-004716

Linux kernel の add_del_listener 関数における サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の kernel/taskstats.c の add_del_listener 関数は、exit ハンドラの登録処理を制限しないため、サービス運用妨害 (メモリと CPU 消費) 状態となる、または OOM Killer を回避する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39.1 およびそれ以前
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (メモリと CPU 消費) 状態とされる、または OOM Killer を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2484
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2484
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載
    [2012年11月02日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加