【活用ガイド】

JVNDB-2011-004661

libvirt の virSecurityManagerGetPrivateData 関数における任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

libvirt の security/security_manager.c の virSecurityManagerGetPrivateData 関数には、間違った sizeof 呼び出し引数を使うため、ディスクプローブを再オープンするセキュリティマネージャプライベートデータを不適切に扱い、ゲスト OS ユーザにホスト OS 上の任意のファイルを読みだされる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2010-2238 のリグレッションに起因した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • libvirt 0.8.8 から 0.9.1

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、ホスト OS 上の任意のファイルを読みだされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2178
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2178
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載