【活用ガイド】

JVNDB-2011-004652

WatchGuard XCS の STARTTLS 実装における暗号化された SMTP セッションに任意のコマンドを挿入される脆弱性

概要

WatchGuard XCS の STARTTLS 実装は、I/O バッファリングを適切に制限しないため、暗号化された SMTP セッションに任意のコマンドを挿入される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、平文コマンド挿入攻撃に関連します。
本脆弱性は、CVE-2011-0411と類似する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ウォッチガード・テクノロジー
  • xcs 9.0 および 9.1

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、TLS が確立された後に平文のコマンドを送信されることで、暗号化された SMTP セッションに任意のコマンドを挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ウォッチガード・テクノロジー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2165
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2165
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#555316
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載