【活用ガイド】

JVNDB-2011-004449

Pure-FTPd の STARTTLS 実装における暗号化された FTP セッションにコマンドを挿入される脆弱性

概要

Pure-FTPd の ftp_parser.c の STARTTLS 実装は、I/O バッファリングを適切に制限しないため、暗号化された FTP セッションにコマンドを挿入される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、平文コマンド挿入の問題と関連します。
本脆弱性は、CVE-2011-0411 と類似する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


pureftpd
  • Pure-FTPd 1.0.30 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、TLS 確立後に実行される平文コマンドを介して、暗号化された FTP セッションにコマンドを挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

pureftpd
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1575
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1575
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載