【活用ガイド】

JVNDB-2011-004439

Xpdf などの製品で使用される t1lib におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xpdf などの製品で使用される t1lib は、解放済みメモリを使用するため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-0764 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


foolabs
  • xpdf 3.02pl6 未満
T1lib
  • T1lib 5.1.2 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、無効メモリ書きを誘発する巧妙に細工された Type 1 フォントを含む PDF 文書を介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

foolabs T1lib
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1553
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1553
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#376500
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2011/03/31
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27