【活用ガイド】

JVNDB-2011-004294

Linux kernel の ldm_parse_vmdb 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の fs/partitions/ldm.c の ldm_parse_vmdb 関数は、LDM パーティションテーブルの VMDB 構造の VBLK サイズ値を検証しないため、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよび OOPS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.38-rc6-git6 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたパーティションテーブルを介して、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよび OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. ゼロ除算(CWE-369) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1012
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1012
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2011/03/01
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27