【活用ガイド】

JVNDB-2011-004048

389 Directory Server の setup スクリプトにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

389 Directory Server の setup スクリプトは、/var/run/dirsrv のディレクトリに対して特権のないインスタンスが設定される際、0777のパーミッションを使うため、サービス運用妨害 (デーモン停止または任意プロセスの終了) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • 389 Directory Server 1.2.x
レッドハット
  • Red Hat Directory Server 8.2.x

想定される影響

ローカルユーザにより、ディレクトリに含む PID ファイルが置き換えられることで、サービス運用妨害 (デーモン停止または任意プロセスの終了) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0022
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0022
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2011/02/23
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27