【活用ガイド】

JVNDB-2011-003940

Linux-PAM の pam_sm_close_session 関数における意図しないファイルを削除する脆弱性

概要

Linux-PAM (pam) の pam_sm_close_session 関数は、適切に target uid を処理しないため、意図しないファイルを削除する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


kernel.org
  • Linux-PAM 1.1.2 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、pam_xauth PAM チェックに依存するプログラムの実行を介して、意図しないファイルを削除される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4706
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4706
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載