JVNDB-2011-003872

JVNDB-2011-003872
Linux-PAM の privilege-dropping 実装における重要情報を取得される脆弱性
概要
Linux-PAM (pam) の privilege-dropping 実装は、必要な setfsgid および setgroups システムコールを実行しないため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。本脆弱性は CVE-2010-3435 での修正が不完全だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)
CVSS v2 による深刻度基本値: 4.7 (警告) [NVD値] 攻撃元区分: ローカル攻撃条件の複雑さ: 中攻撃前の認証要否: 不要機密性への影響(C): 全面的完全性への影響(I): なし可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム

kernel.org Linux-PAM 1.1.2

想定される影響
ローカルユーザにより、ユーザのホームディレクトリ内の .pam_environment に対するシンボリックリンク攻撃を介して、意図しないグループパーミッションを使用して、重要な情報を取得される可能性があります。
対策
ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報
kernel.org kernel.org : Index of /pub/linux/libs/pam
CWEによる脆弱性タイプ一覧 CWEとは?
設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE) CVEとは?
CVE-2010-3430
参考情報
National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3430
更新履歴
[2012年03月27日] 掲載

Linux-PAM の privilege-dropping 実装における重要情報を取得される脆弱性