【活用ガイド】

JVNDB-2011-003826

GNU troff の contrib/eqn2graph/eqn2graph.sh などのスクリプトにおける任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

GNU troff の contrib/eqn2graph/eqn2graph.sh、contrib/grap2graph/grap2graph.sh および contrib/pic2graph/pic2graph.sh スクリプトには、一時ディレクトリを作成の特定の失敗を適切に処理しないため、任意のファイルを上書きされる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2004-1296 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • groff 1.21 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、一時ディレクトリ内のファイルに対するシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-5080
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-5080
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2011/06/30
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27