【活用ガイド】

JVNDB-2011-003617

MaraDNS におけるサービス運用妨害 (CPU 資源の消費) の脆弱性

概要

MaraDNS には、ハッシュ衝突を想定した制限を行わずに DNS データのハッシュ値を算出するため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MaraDNS
  • MaraDNS 1.3.07.12 未満
  • MaraDNS 1.4.08 未満の 1.4.x

想定される影響

第三者により、Recursion Desired (RD) ビットがセットされた巧妙に細工されたクエリを大量に送信されることで、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MaraDNS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0024
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0024
更新履歴

  • [2012年01月11日]
      掲載