【活用ガイド】

JVNDB-2011-003611

IBM AIX 上の invscout.rte における任意のファイルを削除される脆弱性

概要

IBM AIX 上の invscout.rte 内にある (1) bin/invscoutClient_VPD_Survey および (2) sbin/invscout_lsvpd プログラムには、任意のファイルを削除される、および任意のファイル上の Inventory Scout 操作を誘発される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • invscout.rte 2.2.0.19 未満
  • IBM AIX 5.3 およびそれ以前
  • IBM AIX 6.1
  • IBM AIX 7.1

想定される影響

ローカルユーザにより、不特定のファイル上でのシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルを削除される、および任意のファイル上の Inventory Scout 操作を誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1384
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1384
更新履歴

  • [2012年01月06日]
      掲載