【活用ガイド】

JVNDB-2011-003471

Pidgin の XMPP プロトコルプラグインにおけるサービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) の脆弱性

概要

Pidgin の libpurple 内の XMPP プロトコルプラグインは、(1) voice-chat および (2) video-chat スタンザ内の欠けたフィールドを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Pidgin
  • Pidgin 2.10.1 未満
レッドハット
  • RHEL Optional Productivity Applications 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server AUS 6.2 
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.2.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたメッセージを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Pidgin オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4602
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4602
更新履歴

  • [2011年12月20日]
      掲載
    [2012年01月06日]
      影響を受けるシステム：レッドハット (RHSA-2011:1820) の情報を追加
      影響を受けるシステム：レッドハット (RHSA-2011:1821) の情報を追加
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2011:1820) を追加
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2011:1821) を追加
    [2012年09月28日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in Pidgin) を追加

公表日2011/12/17
登録日2011/12/21
最終更新日2012/09/28