【活用ガイド】

JVNDB-2011-003367

Windows 2008 および Windows 7 上で稼働する Microsoft Internet Explorer 9 における権限昇格の脆弱性

概要

Windows 2008 および Windows 7 上で稼働する Microsoft Internet Explorer 9 には、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows 7 (x32) 
  • Microsoft Windows 7 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) 

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の DLL ファイルを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS11-099
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS11-099
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA11-347A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できない検索パス(CWE-426) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2019
参考情報

  1. JVN : JVNTA11-347A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2019
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2011-0033
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS11-087,088,089,090,091,092,093,094,095,096,097,098,099)(2011年12月14日)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA11-347A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA11-347A
更新履歴

  • [2011年12月16日]
      掲載