【活用ガイド】

JVNDB-2011-003323

GnuTLS の gnutls_session_get_data 関数におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

GnuTLS の lib/gnutls_session.c 内にある gnutls_session_get_data 関数には、規定外のセッション再開を実行するクライアントにおいて利用される場合に、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuTLS 2.12.14 未満の 2.12.x
  • GnuTLS 3.0.7 未満の 3.x
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESXi

想定される影響

大きな SessionTicket を介して、TLS サーバをサービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project VMware オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4128
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4128
更新履歴

  • [2011年12月13日]
      掲載
    [2012年10月23日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2011-4128 Buffer Overflow vulnerability in gnutls) を追加
    [2012年12月17日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加