【活用ガイド】

JVNDB-2011-003302

ISC DHCP の dhcpd におけるサービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) の脆弱性

概要

ISC DHCP の dhcpd は、dhcpd.conf の正規表現を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • ISC DHCP 4.2.3-P1 未満の 4.x
  • ISC DHCP 4.1-ESV-R4 未満の 4.1-ESV

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された request パケットを介して、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical ISC, Inc. オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4539
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4539
更新履歴

  • [2011年12月12日]
      掲載
    [2012年04月16日]
      ベンダ情報：オラクル (CVE-2011-4539 Denial of Service vulnerability in ISC DHCP) を追加
    [2012年10月23日]
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1560-1) を追加

公表日2011/12/07
登録日2011/12/12
最終更新日2012/10/23